野球少年の疲労回復とけが防止

野球少年も、プロ野球選手も、毎日のように野球の練習と試合をこなすとなると、体に蓄積される疲労はとてつもないものになります。しかし、練習をしなければ上達はしないですし、休んでもいられません。
野球をやっている方は、どのように疲労回復をしているのか気になるところですが、共通しているのは、食事・睡眠・入浴の3つの要素だと言われております。

時に疲労とけが、故障とは密接な関係があります。特に調子が良い時は無理な練習量をこなして結果的に調子を崩したり、けがをしてしまうということはとてもよくあることです。疲労を溜めない
というのが最大のけが防止策だと思います。

食事の面から見ていきましょう。疲労といっても、練習や試合によって疲労がたまるのは筋肉です。つまり筋肉疲労をいかにして解消することが重要になってくるのです。
そして筋肉疲労をとるのに大切なのが、クエン酸とアミノ酸、そしてビタミンです。それらの栄養素を十分に摂取できる食事が理想的です。
たまに練習中にはちみつレモンを差し入れで出される場面を見ます。あれはレモンにはクエン酸がはいっており、はちみつにはビタミンが含まれているので、疲労回復には効果的なのです。

睡眠が疲労回復に大切というのは、ある意味当たり前のこととして認識されているでしょう。ただもっと深い視点で見ていきたいと思います。
睡眠中は、怪我をした部位の組織修正を早めることが期待できます。そして睡眠時には身体に必要不可欠な成長ホルモンが分泌されるのです。野球をやっている少年に知っておいてもらいたいのは、「寝る子は育つ」というのは本当だということです。

現日本ハムファイターズの大谷選手は、高校時代はとにかくよく寝たそうです。それは自分自身の身体を大きくすることに必要な要素だと知っているからです。監督もそれを分かっていて、専用の睡眠部屋が用意されていたそうです。

そして入浴ですが、体にまとわりついた汗を綺麗にすることができ気分もリフレッシュしますが、それよりも血行促進に一番の疲労回復効果があります。
血行が促進されることで、体中の血液の巡りがよくなり、全身の疲労の回復が早まるのです。

最後に、ご飯を食べて、入浴したあと、必ずストレッチ等は行ってください。だいたいこの時間はテレビとか見始めてそのまま、寝てしまうとかがよくあるパターンなので家庭の誰かが中心なって進めることも
大事なことです。

今回紹介した3つの要素は、疲労回復の基礎的なことであります。これらを実践するということは生活習慣の改善にも繋がりますので、より健康的に長く野球を続けることができるようになるでしょう。