野球少年のための身長アップの栄養素

御両親の身長があまり高くなく、お子さんも標準より低い身長ですと、、これから野球とかスポーツをしていく上で大きくなるのか心配をしている保護者の方は多いと思います。
私もそのような声をよく聞くことがあります。しかし、身長はやはり遺伝的な要素が多いのでしょうか？
身長や体格は遺伝的要素は25％、栄養25％、睡眠25％、運動習慣25％と言われています。

御両親とも身長が低いからと自分の子どもも必ず身長が低いとは限りません。
では、何が大きな要素かといいますと、十分な睡眠、休息とバランスのとれた食生活だと思います。

しかし、御両親がどんなに気を付けていても普段の食事では十分な栄養素は撮れないと思います、ましてや育ちざかりの野球少年には皆さんが思うよりたくさんのものが必要となってきます。

アルギニンは色々な効果あり

まず初めの栄養素はアルギニン摂取です。
アルギニンを含んでいる食べ物は、大豆やクルミ、アーモンドや牛ひき肉、ゴマやクロマグロなどに含まれ、アルギニンを摂取することによって、成長ホルモンが活性化して、身長が伸びやすくなります。
またアルギニンには他にも筋肉がつきやすくなったり、免疫力を強くするなどの効果も期待できます。

成長ホルモンは就寝時が出やすくなるので、アルギニンを摂取して、しっかり睡眠をとるというのが最高のコンビネーションではないでしょうか？

チロシンとヨウ素も身長アップに効果的

前にも書いたように、お子さんの身長を伸ばすために大切なのは運動・睡眠・食事です。
野球少年なので運動は十分ですから、睡眠が大切です！

アルギニン以外にも身長を伸ばすには素晴らしいと言われる栄養素があります。
あまりなじみはないと思いますが、チロシンとヨウ素です。この二つの物質は身長を伸ばす一つの要素である
甲状腺ホルモンの分泌を促す効果があります。

ヨウ素はミネラルの一つです。海藻などにたくさん含まれています。
チロシンはアミノ酸の一種です。鰹節、ダイスなどの比較的多く含まれます
甲状腺ホルモンは新陳代謝に関係するホルモンなので。つまり骨の成長スピードがに関係するといわれています。
さらに、成長ホルモンとは関係を持っていて、成長ホルモンの分泌を促してくれる相乗効果もあるようです。

他にもいくつかあるのですがこの辺りが安全で比較的安価に手に入るサプリメントではないでしょうか？

時折見かける「飲むだけで誰でも背が伸びる！」と謳っているサプリメントの広告。背を伸ばしたい思春期の子供にとっては「魔法の薬」ですから、気になるのも無理ないかもしれません。しかしそれが本当なら身長にコンプレックスのある人全員が手に入れて服用し、高身長を手に入れているはず。では巷で見かける「身長をのばすサプリ」に実際に効果はあるのでしょうか。

まず考えたい点として、そのようなサプリメントは「身長をのばす成分」として「アルギニン」の配合を大々的に広告していますね。アルギニンとは大豆や胡桃などのナッツ類に多く含まれている栄養素で、成長ホルモンの分泌を活発化させる作用があります。成長ホルモンは特に睡眠中に多く分泌され、骨の両端にある骨端線という軟骨が成長し、身長をのばすために肝臓からソマトメジンCという物質を生成させます。

アルギニンに身長をのばす効果があるとされているのはこのためで、実際医療用アルギニン製剤は成長ホルモンの分泌を促すために使用されることがあります。

しかしこれは、あくまで「医療用アルギニン製剤」を「注射によって直接血液に送り込む場合」に期待できる効果です。一方、医薬品ではなく健康食品という非常に濃度の低いアルギニン配合サプリメントを、しかも飲むことで小腸の吸収によって摂り入れる場合、それ程の効果を期待することはまずできないでしょう。またいずれにしても、実際に身長を伸ばすのは前述の通り骨端線の成長ですから、大人になってこの骨端線が固くなってしまうと、どれだけアルギニンを摂取したとしても身長が伸びることはありません。

では「身長をのばすサプリ」はどれも一切効果がないのかというと、そうではありません。骨端線にまだ成長の余地がある年齢であれば、成長ホルモンが作用する時にそれに応えて骨や体を作ることができるよう、そのための栄養素がしっかり体に蓄えられていれば良いのです。従って、不足しがちなカルシウムやマグネシウム、亜鉛、ビタミンなどをサプリメントで補う場合、それが「身長をのばすサプリ｣になると言えるでしょう。

身長を伸ばすのを助ける栄養素として、「チロシン」があります。チロシンとは非必須アミノ酸の1種で、体内ではフェニルアラニンという必須アミノ酸から合成されます。必須アミノ酸ではないものの、脳や神経が正常に働くためには不可欠な物質で、近年では成長ホルモンの分泌を促す作用も持つと考えられています。

また細胞の生まれ変わりを促す甲状腺ホルモンの材料にもなるため、これらのことから身長を伸ばすなど子供の成長には欠かせない物質とみなされているのです。

しかしチロシンの働きは子供の成長だけに留まらず、ドパーミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の生成に作用することも分かっています。ドパーミンやノルアドレナリンが不足すると無気力・無関心を引き起こし、集中力も低下や物事への関心や意欲が薄れます。逆にドパーミンやノルアドレナリンが活発に分泌されると、脳が興奮・緊張状態になり集中力も高まるため鬱症状の治療に効果があるとされています。またストレスや慢性疲労症候群を軽減させる効果があることも分かっているため、心身ともに健康に育つためには欠かせない物質ということが分かります。

チロシンは前述の通り体内でフェニルアラニンからも合成できますが、食品からも摂取することができます。特にバナナやアボガド、大豆、チーズなどに多く含まれていますが、タンパク質と一緒に摂取すると体内への吸収が妨げられてしまう為、空腹時に摂取する方が効果的と言われています。

またドパーミンやノルアドレナリンなどの神経物質を活性化させるためには糖質と摂ると効果がアップしますし、その他の栄養素としては、ビタミンB6やビタミンC、トリプトファン、アルギニンなどと一緒に摂取することでも効果が上がるとされています。

ただ、チロシンは過剰摂取すると血圧が上がりますし、腎臓や肝臓に負担をかける恐れもあるため、高血圧の人、腎臓病や肝臓が悪い人は特に注意が必要でしょう。

健康な人の場合、1日500㎎を目安に、必要に応じて最大でも3000㎎以内で摂取することが推奨されています。これは大豆やチーズで言えば約50ｇ程度ということになります。

サプリメントそのもので身長を伸ばすことはできないとしても、サプリメントに含まれている栄養素が成長ホルモンの分泌を促したり、骨細胞が増えるときのその材料となったりしますから、そのような目的でサプリメントを使用するのは間違いではありません。特に最近その栄養価の高さから注目を浴びているのが「スピルリナ」。これは藍藻類の1種で、その70％ほどが良質なタンパク質でできています。

その中には体内では生成できない9種類の必須アミノ酸全てが含まれている他、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど実に60種類以上もの栄養素がバランスよく含まれているのです。このため、スピルリナには免疫力アップ、便秘改善、生活習慣病予防、ダイエット効果、肩こり・偏頭痛の緩和など様々な効果があるとされているのですが、これらに加えて身長を伸ばしたい野球少年にも効果を期待することができます。というのも、骨の成長にはタンパク質やカルシウム、リン、マグネシウム、ビタミン、鉄といった栄養素が不可欠であり、スピルリナにはそれらの栄養素がギッシリと含まれているからです。

では実際に、このスピルリナをサプリメントとして利用している人たちの口コミはどのようなものでしょうか。「外食が多い時のため」「野菜不足が心配だから｣と言った理由で購入する人が多いようで、「飲みはじめてから調子がいい」「便秘が治った」という｢口コミが多く見られます。

「朝起きるのが楽になった」「貧血や生理痛が改善された」「実際より若く見られるようになった」などといった評価もあります。ただ、どれも劇的な変化というよりは、のみ続けているうちに徐々に効果を実感できるといったもののようです。

また肝心の身長アップ効果ですが、「子供が低身長ではないかと心配で購入してみた」という口コミも少なくありません。今のところ「○㎝伸びた！」というような目だった報告はありませんが、「子供の顔色が良くなってきた」「最近元気が出てきて何事にも全力で取り組んでいる様子」といった口コミが多いようです。元気に野球を続けていくためにも良いサプリメントと言えそうです