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ピッチャーにとっての筋肉痛のケアとは
野球をやる上で、筋肉痛はどうしてもつきものであり、だからこそしっかりとケアしなければなりません。
とりわけ、ピッチャーをやる人は人一倍神経を使う必要があるのです。その理由は肩にあります。
肩は消耗品と言われているように、使えば使うほど肩の筋肉や骨が疲弊し、すぐに故障してしまいます。では、そうならないようにどのように気を付けていればよいのでしょうか。
そもそも筋肉痛とはどういった現象なのでしょうか。
実は筋肉を使った後は、二つのことが体内で起きております。一つ目が筋組織の損傷と炎症です。筋肉を激しく使うことで、筋組織が傷つき、痛みを出す物質が出て、そこから神経を刺激して痛みを感じるようになります。
二つ目が、乳酸がたまって、筋肉が硬くなってしまうことです。運動をした後は、通常より糖分が消費されるため、乳酸がたくさん発生します。その乳酸が溜まることで、筋肉が硬くなってしまいます。これら二つの作用によって、筋肉痛が発生するのです。
ただ、筋肉を使った後に体内で起こっている事を防ぐことはできません。でも筋肉痛を悪化させないための方法はいくつかあります。
例えばアイシングです。特に投球後は肩を中心に念入りにアイシングをしましょう。患部を冷やすことで炎症を抑えることができます。
またお風呂に入った後にストレッチを行うことも大切です
お風呂も、シャワーではなく、湯船につかるようにしましょう。筋肉を温まった状態で、使った部位を中心に筋肉を伸ばしてやってください。
練習前後に、スポーツドリンクやクエン酸を含む食物を摂ることも重要です。体が疲れていると、体内の糖分が不足するため、自然と糖分を欲するようになります。それを補うためにスポーツドリンクとBACC等のアミノ酸は筋肉の損傷を防ぐので、かならず運動の前に摂取することをおすすめします。
久しぶりに運動をして筋肉痛になってしまう人も多いのですが、日々鍛錬している人でも筋肉痛は起きます。たかが筋肉痛と思って舐めていると、大きな怪我にもつながってしまう可能性がありますので、毎日きちんとケアするようにしましょう。
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