中学生、特に野球少年の身長のお悩みの解決集

中学生は、周囲の身長が気になってくる時期です。特に、背が伸び悩んでいる子供は、周囲と比べてしまって悩んでしまうことも珍しくはありません。

中学でも野球は人気の部活ですが、この時期は身長による差が大きく影響してくる時期となっています。

勿論、学童野球チームなどでしっかりと技術を身に着けた子供も多いものの、逆に中学生の時点で始める人も多く、実力に差が出やすい状態なのは確かです。

身に着けている技術には差がありますから、背が高いというだけで活躍することが出来る場合もあります。勿論、全国的に名の知られている中学校ならば厳しい練習が行われるので、高い技術を身に付けている子が揃っているケースも珍しくはありません。

このようなケースの場合は、背の高い低いはそれほど影響してきませんが、そうでないならば背が高い方が威圧感もあって有利に働くのは確かです。

中学の部活で活躍したい場合には、小学生のうちから背を伸ばすことを意識しておいた方が良いでしょう。

背が伸びにくい生活習慣の中で暮らしていると、そのまま成長しなくなってしまうことも珍しくはありません。技術自体は後からでも身に付けることが出来ますので、小学校の時点では過酷なトレーニングをしないのも手です。

運動は背に良い影響を与えると言われていますが、オーバートレーニングは逆に悪影響を及ぼします。

しっかりと眠らないと成長ホルモンは分泌されませんが、逆に朝に起きられない程のトレーニングを行ってしまうと、やはり成長ホルモンは分泌されません。

また、小学生,中学校の時からバーベルなどを使った高重量の筋肉トレーニングを行ってしまうと、骨の成長に影響を与える軟骨が損傷してしまうので、やはり背が伸びにくくなってしまいます。

しかし、実際のところ、刺激を与えることの方が重要なので、筋力トレーニングでなく、全身を動かす運動は身長アップにはいい影響をもららします。

｢身長をのばすサプリ」と同様背を伸ばしたい野球少年やそのママさんたちにとって気になるのが「身長をのばす器具」ではないでしょうか。

「毎日○分使うだけでいつの間にか身長が伸びる」と謳っているものが多く、本当なら是非使ってみたいものだと思うのも当然でしょう。ではこれら「身長をのばす器具」には本当に効果があるのでしょうか。

身長が伸びる器具として最も有名なのは、1970年～1980年代にかけてヒットした「ぶら下がり健康器」です。

 
要は鉄棒のようなもので、それに毎日ぶらさがっていれば健康効果が得られるだけでなく身長まで伸びたという口コミが何件も見られたことから、健康のためというよりは身長を伸ばすために購入する人も続出しました。ブームが過ぎた今では殆ど話題に上らず、部屋の隅で洋服掛けとして使われているかもしれませんが。

現代でも生き残っている「身長をのばす器具」が謳う「身長が伸びるメカニズム」はこのぶら下がり健康器と同じです。要は引っ張ることで骨を伸ばすということです。

しかし実際の所、これは医学的に見てありえないことが証明されています。骨はゴムのように引っ張ることで伸びるわけではありません。

身長が伸びるのは、骨の両端にある骨端線と呼ばれる軟骨が成長することで起こります。この軟骨も引っ張ることで伸びるのではなく成長ホルモンが作用することで細胞が増えて背が伸びるのです。
 

従って、ぶら下がり健康器やそれに類する器具で背が伸びるということはまず考えられません。それでも伸びたような気になるのは、重力で押しつぶされて縮んだ背骨の軟骨椎間板が引っ張られて伸ばされたことによります。

これは何も器具を使わなくても夜寝ている間に重力の影響から開放されて、朝には元の伸びた状態になっています。またぶら下がり運動で姿勢が良くなり、猫背が改善されたことで背が高くなったように見える場合もあります。

いずれにしても実際に身長が伸びたわけではないのです。ただ、健康器具で背筋を伸ばせば腰痛や肩こりの改善にはなりますから、そのような目的で使用すると良いかもしれませんね。
 

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