野球肘の時の練習方法!正しいフォーム
野球肘の直接の原因の一つはは、投球時の動作により肘から手にかけての筋肉と肘から肩にかけての筋肉がお互いに引っ張り合うことで肘の軟骨が損傷することにあります。
そしてこのような症状を呼んでしまうのは、投球フォームに問題があるか、毎日の投球数が多すぎることによるオーバーワーク、あるいはその両方が重なっていることが原因です。
それで野球肘を予防するためには、投球フォームの改善を含めた正しい練習方法が必要になってきます。
まず肘を傷めにくい投球フォームですが、そもそも野球の投球フォームは腕や肘を高く上げそのまま肩から腕を旋回させてボールを手放すという、非常に肩や肘に負担のかかるオーバーハンドスローですから、ソフトボールのようなサイドハンドスローと比べるとどうしても肘を壊しやすいフォームと言えます。
それでどうしても肘を護って投球したいのであれば、常にアンダーハンドスローで投げれば良いわけですが、勝つためにはそんなことはしていられませんね。
それでできるだけ肘を傷めないようにする基本は、まず投球方向に対して体を横に向け、腰をしっかりとひねり切ってから腕を振り下ろすことです。
振り下ろした時に手のひらがおへそに来るようなイメージですね。こうすることで腕は遠心力によって振り下ろされ、無理な力がかかってしまうことを最小限に抑えることができます。
また投球以外の正しい練習方法として、まずしっかりとストレッチを行うことをお勧めします。
背中をまっすぐに伸ばした状態で息を吐きながら肘や腕をゆっくりと伸ばし、この状態を5秒間維持します。
また投球は腕だけでなく股関節や肩などあらゆる箇所の筋肉を使う為、それらも入念にストレッチしておきましょう。
アイシングも大事なひじのケアの一つです。
運動後だけでなく、運動前やその最中にもアイシングで筋肉を冷やしてください。疲労した筋肉を冷やすとその部分の血管が収縮し、炎症を抑えることができます。アイスバックなどをタオルにくるんで肘にあて、感覚がなくなってきたらアイシング終了です。
また野球肘にならない1日の投球数は、小学生の場合で50球、中学生で70球、高校生で100球と言われています。
関連ページ
- 野球での肘を痛めた人が最初に見るページ
- 肘の痛みの症状と解決法をお伝えします。ピッチャーは無理をすると肘を痛めやすいです。ここでは肘の痛みでもどんな種類があるのか、自分の症状から肘の病状を見ていきます。
- 肘の痛みの種類
- 野球肘の痛み、腫れなどのトラブル解決集です。内側、外側、後ろ側の痛みによって対処法が違いますので詳しく解説してあります。
- もし、肘に痛みを感じで、野球肘だと思うなら。。
- 小学生、中学、高校の野球選手で肘が痛くなったら読んでください、肘に重い感じ、痛みを感じたら、この後どうしたらいいのか、肘の痛みの処置ののアドバイスです。
- 野球肘のためのおすすめの専門医療機関
- 少年、学童、中学、高校、草野球まで野球をする人達の肘が痛かったり、腫れたりした場合、どこの専門医に行ったら良いのかガイドです。
- 野球肘の痛みの解決法
- 少年、学童、中学、高校、草野球のひじの痛み腫れの解決法を探っていきます。アイシング、ストレッチから始まって色々な方法を探っていきます。
- キャッチャーで肘が痛くなる原因は?
- 肘の痛みの症状と解決法をお伝えします。肘が痛くなるのは何もピッチャーだけとは限りません、ボールをとり、投げるキャッチャーもピッチャーと同じように酷使されて、肘の痛みを訴える場合が多いようです。
- 野球肘にサプリメントは有効なのか?
- 野球肘に悩む少年は多く、現在も治療に通っている人も多いと思います。休息、治療、リハビリの3つが第一ですが、サプリメント等でそれを加速させることは可能なのでしょうか?
- 野球で肘が痛む場合のテーピングの効果
- 肘の痛みの症状と解決法をお伝えします。テーピングはどんなときに有効なのか?色々な例を出してテーピングの効果を探っていきます。
- 市販の痛みどめは、野球肘、野球肩に効くか?
- 野球肘の痛み、野球肩でどうしても痛みどめを使わざるを得ない場合市販の痛みどめで効果あるかについて書いてあります。
- 野球肘のためのテーピングの方法と効果
- 肘の痛みの症状と解決法をお伝えします。ピッチャー、キャッチャーは無理をすると肘を痛めやすいです。テーピングをすることで、可動域を狭めて悪くなるのを抑える効果があります。
- サイドスローに転向して野球肘、野球肩が治るか?
- 肘の痛みの症状と解決法をお伝えします。ピッチャーは無理をすると肘を痛めやすいですが、サイドスロー、アンダースローのピッチャーはどうなのでしょうか?個人名を出して検証していきます。
- 高校野球の関節機能検査
- 肘の痛みの症状と解決法をお伝えします。ピッチャーは無理をすると肘,肩を痛めることが多いですが。最近は始まった高校野球の関節機能検査のことに関して説明いたします。