野球肘、野球肩で市販の痛みどめは効果あるのか？
野球に痛みはつきものです。練習のしすぎでの筋肉の炎症、投球フォームからくる骨や関節の痛み、そして接触により怪我など、痛みを伴う故障や怪我のリスクがたくさんあります。
軽度の痛みであれば、自然に回復することを待てばよいでしょう。ただ、それでもなかなか収まらない時に、市販の痛み止めを使うことは効果があるのでしょうか？
痛み止めの代表的なものは「ボルタレン」や「ロキソニン」といった薬です。湿布や内服できる錠剤などの形で販売されており、もっともポピュラーなものではないでしょうか。普段の肩コリや筋肉痛、生理痛などにも多く用いられております。
これらはあくまで沈痛剤であり、一時的な痛みの緩和にはとても有効です。しかし慢性的な痛みが伴うような怪我や故障には、あまり効果が感じられないという場合があります。鎮痛剤は、血管を収縮させるため、慢性的なケガにはかえって悪化させてしまうことがありますので、注意しましょう。
漢方薬も鎮痛効果があるとされております。例えば芍薬エキスには、筋肉のけいれんを鎮めたり痛みを和らげる効果があるとされております。甘草エキスは、炎症やけいれんを鎮める効果があり、これらの二つの生薬を配合した芍薬甘草湯は痛み止めとして使われております。
こむらがえりや足がつった際の薬として市販されておりますので、薬局で目にすることがあると思います。
最も手軽な痛み止めが湿布と言われております。特にボルタレンを使っている湿布は、痛み止めの中では最も効果があるとされております。CMでも、「痛みが取れなければ、病院へ」というフレーズを使っていることからも、これでダメなら痛み止めでは対処できないんだなと判断材料にもなります。値段もお手頃なので、緊急時に備えて購入しておくとよいでしょう。
市販の痛み止めは、薬局で簡単に手に入りますし、一時的な痛みを伴う苦痛を和らげることができます。野球をやっている人は、備えとして持っておくのもよいのではないでしょうか。
ただし、野球を長く続けたいという人は、怪我や故障の痛みを痛み止めでごまかすことはあまりせず、しっかりと治療を受けるようにしましょう。
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