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野球肘を発症しないためには、肩や肘に負担をかけない正しいフォームで投球する必要があります。
しかし正しいフォームとは、個人個人によって違い、プロ野球選手でも年ごとに修正をかける方もいます。
投手による投球は特に肩や肘に負担を多くかけています。
よって、骨や関節が完成されていない十代の投球は、球種や投球数が制限され肘や肩を守るよう指導されているほどです。
もし肘に痛みが出るようならば、早期に治療を開始し、投球を休止してください。
関節障害は、治りにくい障害とされていますが、早期の治療により後遺症が残らないようにできます。またリハビリ後復帰する際には、医師や理学療法士の指導の下、フォームの見直しを行うと良いでしょう。
野球肘という障害が発症するのは、コッキングからフォロースルーという一連の動作の中で、肘が下がり肩や肘への負担がかかるためです。
このいわゆる肘さがりが起こる原因としては、野球の基本的な動作を支える下半身にあります。
ボールを投げ、振り切るまでの流れはすべて体重移動によって支えられており、ボールに力を乗せるだけではなく、腕や肘が良い位置にまで上がってくる時間を作ります。
肘が下がるということは、足が再び地面に着地するより早く腕が振り出されることを意味します。
よって体重移動を正しく行えば、肘は下がることなく高い位置から投げることが可能です。ボールの伸びも変わってくることでしょう。自分の投球姿勢を治すというと、今まで積み上げてきた癖を一度捨て去らなければならず容易ではありません。
まずは正しい体重移動を身につけ、次いで高い位置からボールを叩きつけるように投げる練習をしましょう。
また投球は徐々に力むことにより変化し、崩れていくものです。そうならないためには日々の繰り返す訓練が重要になってきます。
無理のないように練習メニューを組み立て、野球の基礎と言われる下半身の強化をまず行うと良いでしょう。
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