野球肩を防止するストレッチは?

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肩の可動域は本当に向上するのか

 

ピッチャーにとって、肩の可動域が広いかどうかというのは重要なポイントです。当然広ければ広いほど、肩を動かせる範囲が広くなるため、投球動作もスムーズになり色々なヶ所の負担も減ります。

 

この肩の可動域は、実はストレッチによって向上することが分かっております。

 

背中の後ろの羽のような形をしているのが、肩甲骨と呼ばれる部分なのですが、普段は5cmほどの距離で開いております。この部分に対してストレッチを行うと、左右の肩甲骨を寄せた時に、柔軟性が高くなり、中心近くに寄るようになります。

 

そのストレッチ方法は、とにかく左右の肩甲骨を中心に寄せるように行うものです。例をあげると、立ったままの状態で両手を真っすぐ下に下げ、左腕は左回りに、右腕は右回りにゆっくりと回転させます。

 

その後、両手の掌が真正面よりもさらに外側に向く時に、左右の肩甲骨が中心に寄っているのを感じ、この動作を何度か行います。

 

もう一つの方法として、両腕を背中に回し、右手と左手の指同士を組みます。その時に左右の肩甲骨が中心に寄るのを感じると思います。
そのまま、呼吸をゆっくりと吐きながら、さらに上の方向に腕を上げるとより効果的です。難しい人はタオルを使っても構いません。

 

 

他にも、歩く時におなかを出して歩かないようにし、手のひらを回転させて、肩甲骨を中心に寄せることを意識してみましょう

 

。肩の可動域が広くなるだけではなく、姿勢そのものも良くなる効果があります。大事なのは、常に肩甲骨が中心に寄るように意識して体を動かすことです。

 

また、人間の筋肉は、息を吸う時に硬くなり、吐いた時に伸びるという構造になってます。その辺も意識しながら、ゆっくりとストレッチを行うとより効果的です。また強くやりすぎて痛みを感じるのはあまり良くありません。気持ちがよいという程度でとどめておくことが大切です。

 

肩の可動域は、日々のストレッチにより、向上することが十分に可能となります。肩甲骨を中心に寄せるような動きを意識して行うと、自然と可動域は広がっていくでしょう。

 

筋肉を痛め付けない程度に工夫しながら、時間がある時に是非実践してみてください

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