野球肩には主に二つの原因が!
プロでもアマチュアでも、苦しめられるのが野球肩の痛みです。軽傷であればすぐに改善されますが、重症なものになると手術も必要になります。そもそもどうして野球肩になってしまうのかご存知でしょうか?
実は、主に二つの原因に分けられるのです。それは、「けが」と「使いすぎ」です。
まずは「けが」から説明していきましょう。肩といっても、関節や筋肉、骨などから構成されており、このどこかが怪我をすることで痛みに繋がります。例えば、外野からバックホームをする時や、キャッチャーが盗塁を刺す時などは、いつも以上に力強く球を投げます。もしその時に何かしらの痛みを感じた場合は、どこかに損傷が起きたと考えられます。
例えば、よくあるのが肩の亜脱臼です。肩の関節が抜けてしまい、激痛がはしるので、球を投げることすらままならない状態にあります。
また、鎖骨が骨折してしまったり、関節唇や腱板が損傷してしまうこともあります。こういった怪我は、自覚もしやすいため、早い段階で治療ができることが多く、治る可能性が高いものです。
最も厄介なのが使いすぎによる野球肩です。特に投手、もしくは捕手に起こりやすいとされており、球を投げすぎることにより、肩の筋肉が炎症したり、骨や関節を痛めたりすることがあるのです。
これを防ぐには、まずは球数制限です。一日に投げる球数を決め、それを必ず守るようにしましょう。また投球後のアイシングもかかせません。肩の筋肉の炎症が広がるのを防ぐ効果があります。
大切なのは、自分の肩のスタミナを超えるような球数を投げない事、そして常日頃からの肩への気配りです。アイシングはもちろん、ストレッチやノースロー調整など、使いすぎないように工夫する必要があります。
けがは事故のようなものであり、時に防ぎようがないことがあります。そのため、怪我しないようにということに気を配ることはもちろんですが、起きた後にどうすべきか、ということを把握しておく必要があります。
逆に使いすぎは、日々の練習から対策することが可能です。自分の肩を大切にし、痛みときちんと向き合いながら、野球を長く続けられるようにしたいですね。
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