野球肩の痛みなど肩の不快な症状の解決集

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肩は消耗品。肩の痛みを解消しよう!!

高校野球

 

 

野球において、肩は非常に大切でデリケートな部分です。だからこそ子供のころから大切に扱いケアしなければなりません。ただ、そうはいってもどうしても怪我や故障が起きてしまうことも事実です。「肩は消耗品」という言葉もあるぐらい、酷使を続けることで必然的に壊れてしまいます。

 

少年野球をやっている子供は、周りの大人が理解し、見てあげなければなりません。そこで、肩の痛みにはどんなものがあるのか、そして具体的な症状はどういったものか、対処する方法はあるのか、考えていきましょう。

 

野球をしている人の肩の怪我や故障を「野球肩」という言葉でよくひとくくりにされております。

 

野球肩と一言でいっても軽度のものから重症となるものまでさまざまです。軽度のものであれば、一カ月程度のノースロー(投球禁止)調整することで、痛みは徐々に和らぎ、元通りに投げられるようになります。しかし重度のものになれば、治るまでに数カ月要したり、ひどい場合には手術をすることもあります。そして手術をしても以前と同じようにボールが投げられなくなることもあるのです。


少年野球での野球肩の原因

野球肩の原因は主に、怪我によるもの、もしくは使いすぎによるものの二つに分けられます。まずは怪我から見ていきましょう。ボールを投げたら急に激痛が走ったりするなど、はっきりとした症状が現れます。
例えば外野手がバックホームする時や、投手が投球をしている時などに起こりやすくなります。これは、肩の脱臼や、関節唇損傷、腱板の損傷などが考えられます。

 

次に使いすぎ、いわゆるオーバーユースによる故障です。日々ボールを投げ続けているうちに、徐々に違和感を感じるようになり、気付いた時には、ボールを投げることが難しくなることもあります。これは主にピッチャーに多くみられる症状です。またキャッチャーもピッチャーと同じ数のボールを返さなければなりませんし、盗塁を刺す時に強くボールを放るため、同様に故障しやすくなります。

 

高校野球

 

 

また少年野球において気を付けなければならないのは、成長期による痛みと、筋力不足による怪我です。成長期には骨格が大人になるための準備が始めるため、何もしていなくても痛いと感じたりうずくことがあります。この時期に無理をしてしまうと、のちのちの不具合につながる可能性があります。

 

筋力不足による怪我は、例えば軟式のボールは硬式に比べて軽いため、さほど故障の原因にはなりにくいです。しかし硬式のボールは重さも大きさも違うため、筋力が発達していない段階で使うと怪我につながります。また変化球もまだ肩ができていない状態で投げ続けると、肩や肘に無理な負担がかかってしまいます。だから少年野球では硬式のボールが使われなかったり、変化球を禁止しているのです。

野球肩の痛みをとるために、しなければならない事。

 

では、肩の痛みを感じ始めた時はどういった対処をすればよいのでしょうか。普段の対策として最もよく行われているのはアイシングです。プロ野球でもよく先発投手が降板したあとにベンチで肩を冷やしているのを見かけると思います。これは、関節などの炎症を起こしやすい部分を冷やすことで、損傷を防ぐ目的で行っております。

 

もし炎症が悪化してしまうと、組織の損傷が進み骨が変形することもあるので早めに対策しなければなりません。だからこそ、降板後すぐにアイシングをし、10~20分は冷やし続けるようにしましょう。

 

 

それでも痛みが止まらない時は、専門医に診てもらうことがあります。自分でテーピングをしたり痛みどめの薬を飲んだりするといった対処は、その場しのぎの対策であり、根本的な解決にはなりません。

 

高校野球

 

完治するまでの間は、ノースロー調整をしたり、軽いキャッチボール程度に留めておき、痛みの減少に伴い徐々に投球の強度をあげていくようにしましょう。

 

 

痛みにつながらないように普段はどういった対策が必要なのでしょうか。一番の対策は球数を制限するということです。小学生であれば一日50級、週に200球を超えないようにしましょう。中学生であれば一日70球が上限です。実際に日本中学硬式野球協議会などでも、球数によるガイドラインを設けるなど、野球界全体として対策しております。

 

ただ、高校野球になると、そういった制限が設けられておりません。甲子園などで100球越えても投げ続けたり、連日登板する投手もよく見かけます。今後は対策をしなければならないとされております。

野球肩の防止のために普段から気を付けることは?

普段のストレッチも大切です。筋肉や関節に柔軟性をつくり、機能が低下してしまうことを防ぎます。基本となるのは、肩甲骨の周辺の筋肉へのストレッチです。なかなか少年の時にトレーナーをつけることは難しいので、自分でできる方法を身につけておくようにしましょう。
また、技術の部分で言うと、正しいフォームで投げるということが重要です。投球は肩や肘だけで行うのではなく、全身で行うものです。下半身と上半身がうまく連動し、できる限り顔に近いところでボールを放り、ボールに上手く力が伝えるようなフォームが理想的です。自分で投球フォームの本を読んだり、コーチに相談するなど対策しましょう。

 

高校野球

 

肩は野球、特に投手にとっては生命線となる部分です。現オリックスバファローズの金子千尋投手は、「生涯投げられる球数は決まっている。だからこそ普段の調整からブルペンに入らないようにしている」と言っております。
それが本当かどうかはわかりませんが、実際に何年も全力で投げ続けられる人がいないのも事実です。だからこそ少年野球の頃から、自分の肩の状態をしっかりと意識して、対策することが大切になってくるのです。

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